特徴
コンパクトでシンプルな構造
ボールネジ駆動方式のような複雑な構造を必要とせず、シンプルなダイレクトドライブ構造となるので、モータ出力の高効率な伝達が可能となります。
従来のボールねじ駆動方式は、部品点数が多く、組立や調整が困難でした。コアレスリニアモータ駆動方式はコンパクトでシンプルな構造のため、長時間使用しても安定した性能を発揮出来るのです。
高精度・高剛性
機械的なバックラッシュ、検出、制御系の誤差や遅れなどの外乱要素を排除する事が可能となり、さらにフルクローズド制御による位置決め時間の短縮、位置決め精度の向上が可能です。
従来のボールねじ駆動方式は、バックラッシュ(運動方向の逆転時に送りねじとナットの間に隙間があることによる機械的なガタ)があり、モータの回転力が機械に正しく伝わらなくなってしまうことや位置決め誤差を作ってしまうことがあります。一方コアレスリニアモータ駆動方式は、左手の法則を利用した駆動方法でコギングレス・非接触を実現。精密な加工の仕事をする工作機械に最適な駆動方式です。
同軸上の多頭制御が可能
ボールネジ駆動方式では不可能だった、一軸上での稼動体多頭制御が可能です。
優れた加速・速度性能
動力変換構造がないためボールネジ駆動方式では不可能な高速位置決めから低速位置決め、滑らかな
一定速動作まで可能となります。また、伝導効率が高いので、優れた加速度性能を発揮します。
製品ラインナップ
MML010 タイプ
MMLシリーズ中、最も軽量、コンパクトなリニアモータです。限られた小スペースで、効率の良い駆動が現実可能です。色々な分野の装置小型化に最適なリニアモータです。
MML020 タイプ
精密位置決め・高速度・高加速度を必要とする小型半導体製造装置など、限られた小スペースでの使用が可能です。製造装置の小型化に最適なリニアモータです。
MML030 タイプ
半導体・組立てロボット装置など、幅広い分野での対応が可能です。オプションの効率の良い強制空冷やコイルプレートの組み合わせにより、自由な性能設定の可能となります。
MML040 タイプ
MMLシリーズ中、最も高推力リニアモータです。大型製造装置など、精密位置決め・高速度・高加速・高推力を必要とする分野に対応可能なリニアモータです。